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ハタヨガ

ハタ・ヨガ (Hatha yoga)

ヨガの入門編。
ヨガの呼吸法と体の動きの基礎を学べます
運動量★★★☆☆   熟練度★☆☆☆☆   リラックス度★★★★☆

ハタのハは太陽=陽を、タは月=陰(逆という説もある)を意味し、そこから転じて陰と陽が織り成す現実世界、身体、パワーを意味します。

ハ(ha)=サンサンと輝く太陽
エネルギーを取り込みながら吸う息
ぐっと小さくなる凝縮、

タ(tha)=神秘的に輝く月
老廃物を吐き出す吐く息
どこまでも広がる拡大を意味します。

 ソウルは太陽という意味で、エネルギーに満ちいつも光り輝いています。
そして決して欠けることはありません。
 一方、マインドを意味する月は、 毎日満ち欠けを繰り返していて、 太陽の光をたくさん浴びるている時は満ち輝き、 光を失うと月は欠けて行きます。
人の魂=ソウルもそれ自体決して欠けることはなく普遍的ですが 人の意識=マインドは満ち欠けと同じで流動的なのです。
そして、意識とからだが一体になったとき、 流動的なマインドのエネルギーは静かになり、 ソウルのエネルギーがからだいっぱいに広がって行くのを感じます。
ハタヨガは、身体を重視したヨガ、パワーの源泉である陰と陽の気の流れを重視するヨガ、そしてテクニックを駆使して力づくでヨガが目指す境地に至ろうとするヨガなのです。
ハタヨガでは、心や身体を動かす原動力であるプラーナ=気を重視し、身体や呼吸を使ってプラーナの流れを制御し、このことで心をコントロールしようとします。
また、ラージャヨガが上の八支則をベースにするのに対して、ハターヨガでは、その代表的な教本である「ハタヨガ・プラディーピカー」で、次の 4ステップで実践するものと教えています。

1. 体位法(アーサナ)
2. 調気(プラーナーヤマ)
3. 印相(ムドラー)
4. 三昧(サマーディ)  

ここに出てくるムドラーとは、荒い言い方をすると背骨の中を通るプラーナの流れを目覚めさせるテクニックのことで、次にくる三昧は、そのプラーナの流れを完全なものにすることを意味しています。
からだのポーズ(アサナ)と呼吸法(プラナヤマ)、 そして精神を集中させて瞑想を行うことにより、 3つの要素が一体となり、 自分の内側への意識を集中させ、 自分自身を再認識させてくれるようになるのです。

こうしたソウルとマインドのバランスを一定に保つことが ハタヨガの目指すところなのです。
またハタヨガは、言い換えれば 「自律神経である交感神経(起きている時の神経・緊張している時の神経)と 副交感神経(寝ている時の神経・リラックスしている時の神経)の働きを コントロールしてバランスをとるヨガ」の原点です。
この二つの神経は、一つの器官に対して互いに相反する働きをしています。
例えば、恐怖や怒り、驚きなどの過度のストレスを感じると 交感神経の働きが活発になるため、 血管は収縮し心臓がドキドキして、 血圧も急上昇します。
そうしたストレスがなくなると今度は副交感神経が活発になって、 リラックスすると心臓の動きが遅くなり、血圧も下がります。
そうした状態の時は、胃液や唾液の分泌が高まり、 血管は拡張して手や足が温かくなります。
相反する2つの自立神経を自分の意識化におさめることによって、 こころとからだの内部環境をコントロールする、 これもまたハタヨガの目的のひとつといえます。